一応赤い頬の続きです。 ―――――・・・甘い病・・・―――――― 昨日早退した雲雀さんは結局今日は学校を休んだようだった。 雲雀さん戦いはものすごく強いのに風邪はよくこじらせるんだよなぁ・・・。 と、前入院していたことを思い出しながら考えた。 そんなことを考えている俺は今、雲雀さんの家の前にいた。 風紀副委員長の草壁さんから頼まれたものを届けるために・・・。 家に帰ろうと廊下を歩いていたら草壁さんに声をかけられた。 「沢田綱吉、雲雀に届け物を頼みたいのだが・・・」 頼まれたら断れないランキング1位の綱吉は、草壁さんの申し出を 断ることができず渋々承諾し、今に至るのだった。 おそるおそるインターホンを押してみる。 ピンポーン、と家の中から音が聞こえる。 しばらくするとガチャっと扉が開いて見慣れた相手が出てくる。 「わお、綱吉。・・・どうしたんだい?」 雲雀さん・・・つらそう。 いつもとはちがい、パジャマにあまり整っていない髪、焦点の合っていない目 少し赤い頬をみると心配になってくる。 「あの・・・草壁さんから届け物が・・・」 雲雀の目は焦点が合っていないようでうつろな目をしている。 「そう・・・」 フラッ・・・ 「うわ!!ひ、雲雀さん!!」 イキナリ倒れてきた雲雀さんを全力でなんとか受け止めた。 「大丈夫・・・ですか?」 ・・・あれ?寝てるのかな。 流石にこのまま意識のない雲雀さんを放置しておくわけにはいかないよなあ。 「・・・おじゃまします。」 昨日同様肩に腕を回し支えるようにあるく。 寝室を見つけ、ベッドに雲雀さんを寝かせる。 これからどうしようかな・・・ このままじゃ良くなるものもならないだろうし。 心配になった綱吉は勘定することにした。 やっぱり風邪っていったらおかゆ・・・だよな。 「雲雀さん、キッチン・・・」 そう言って後ろを向くとシャツの袖がピンと張る感じがした。 ・・・?なんだろう? 振り向くと雲雀さんが袖をつかんでいる。 「どうか・・・しましたか?」 「つな・・・よし。」 さっきよりも弱々しい声音だ。 「はい?」 「・・・いかな・・・いで・・・。」 群れるのを嫌う雲雀さんからは想像もできない言葉を口にされ 一瞬驚いて、どうすればよいものかととまどう。 「ひばり・・・さん?」 俺が不思議そうな顔をしていると、 「・・・ぃや・・・何でもないよ。」 そう言って袖を離した。 俺はとっさに今まで袖をつかんでいた雲雀さんの手を握る。 「ぇ・・・?」 今度は雲雀さんが少し驚いているようだった。 俺はそんな雲雀さんを安心させるためなるべく笑顔で優しく語りかける。 「雲雀さん、薬飲まなきゃ良くなりませんよ?薬飲むンだったら何かたべなくちゃ。 急いでおかゆ作って来るので少しだけ待っていてください。」 少しだけうなずいた雲雀さんをみて、綱吉はキッチンへと急いだ。 今まで料理なんてしたことは片手で数えきれるくらいしかないが、 母親の奈々によく小さい頃手伝わされたことを思い出しながらおかゆを作っていく。 鍋を火にかけている間にタオルを水に冷やして雲雀の所へ持って行く。 「雲雀さん・・・?」 声をかけても返事がないので顔をのぞいてみる。 案の定寝ていた。 へぇ・・・こんな顔して眠るんだ。 起きているときには想像できないような柔らかい表情だった。 綱吉は起こさないようにおでこの上にタオルをのせた。 「もう少しだけまっててくださいね。」 そう、小さな声でつぶやくと寝ている雲雀に向かって微笑んだ。 「雲雀さん、おかゆできましたよ。」 今度は起こすように大きめの声で言う。 雲雀さんも目を覚ましたのかベッドから少し体を起こした。 「・・・これ、君が作ったの?」 「・・・はい。だから、味はあんまり保証できないんですけど・・・」 そう言っている間に雲雀はおかゆを口に運んだ。 「おいしいよ。」 そう言いながら微笑む雲雀さんに綱吉は顔を赤くした。 自分の作ったものを美味しいといってもらえるコトがこんなに うれしいなんて知らなかった。 「あっ・・・ありがとうございます////」 そして雲雀は綱吉の作ったおかゆをすべて完食した。 「じゃあ少し寝るよ。」 「あっ、雲雀さん・・・くすり・・・。」 あわてて風邪薬と水を差し出す。 「・・・いらないよ。」 「えっ!?なんでですか??」 「風邪薬・・・きらい。」 あの雲雀さんが・・・風邪薬を・・・?? 思わず笑ってしまいにらまれる。 「コレ飲まないと、直りませんよ。」 「いい。自力で直せる。」 「でっ・・・でも、コレ飲ンだほうが絶対早く良くなりますよ!!」 「・・・・・・。」 「俺早く元気な雲雀さんと、学校で会いたいです。」 薬を飲ませるためにとっさに出た言葉に雲雀さんは食いついた。 「本当に・・・?」 「・・・え?」 「本当にそう思うの?」 実際何のことかわからず、早く直ることだと思い返事をする。 「はい。・・・だから、飲んでください。」 「・・・じゃあ綱吉も協力、してよ。」 「え・・・?」 何のことだかわからなかったが、雲雀が薬に手を伸ばしたので、 黙ったまま見ていた。 そして薬を飲んだ雲雀はおもむろに綱吉を引き寄せた。 気づいたら雲雀さんの顔がものすごく近くにあって・・・ 雲雀さんの唇が綱吉のそれに重なっていた。 「んッ・・・」 熱がある制なのか雲雀さんの唇はとても熱かった。 やめるように離れようとするが病人とは思えないほど力が強く、離れられない。 口の中に苦い味が広がっていく。 風邪薬の味だろうか? 初めは重ねるだけの口付けだったがいつの間にか綱吉の口内に舌が侵入してきた。 綱吉は背中に駆け上がるもを感じた。 「やっ・・・ぅ・・・んんっ」 やがて激しく・・・ やがて甘く・・・ 頭の芯がしびれていく。 雲雀が綱吉を離したときには綱吉は顔を赤くし呼吸が乱れていた。 「ひば・・・り・・・さ・・ん?」 訳もわからずにいる綱吉に雲雀は 「・・・口直しだよ。」 と、だけつぶやいた。 そのままベッドに倒れ込むようにして眠ってしまった雲雀さんに あっけにとられながらも状況をいまいち把握できていなかったが 「おっ・・・お大事・・・にっ!!」 そういって病人よりも顔を赤くした綱吉は、そそくさと部屋を後にて帰路についた。 あれって・・・キス、だよな。 ・・・どうしてだろう? びっくりしたけど、嫌じゃなかった。 俺・・・もしかして、雲雀さんのことが・・・ “好き” ・・・end・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ どうにかして綱吉に自覚させてやろうと思いこんな小説をぉ・・・!! 書いてるこっっちが恥ずかしいわ//// 次回カラはラブラブなヒバ×ツナがぁ・・・あるとかないとか。 んーどぉでしょうねぇ??![]()
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