リボーンとツナが幼なじみの隣人パラ ―――――・・・おつかい・・・―――――― リボーンが隣に越してきてから約一週間がたった。 リボーンが神童ということが町中に広まるのに一週間は十分すぎるほどだった。 ましてや綱吉と一緒にいるとそのすごさがなおさら引き立ってくる。 「リボーンちゃん、おつかい頼めるかしら?」 奈々は何でもこなせるリボーンによく手伝いをさせた。 「いいぞ。何かってくればいいんだ?」 リボーンはメモを受け取るとツナを呼び出した。 「ツナ、ちょっと来い。」 綱吉はゲームに夢中だったがリボーンに逆らえないことはこの一週間で身をもって知っているのでおとなしくリボーンの元へやってきた。 「・・・なに?」 「おつかいに行くぞ。」 綱吉は生まれてこの方おつかいへいったことがなかった。 「お・つ・か・い?」 わからないことがあると頭をかしげて不思議そうにおおきな琥珀色の瞳でじっと見てくる。この癖は人前ではやらせたくないな、とリボーンは密かに思っていた。 「そうだ。行くぞツナ。」 そういってリボーンは強引に綱吉を外に連れ出したのだった。 こいつなんもねぇとずっと部屋にこもりっぱなしだからな・・・。 たまには外の空気を吸わせてやらねぇと、貧弱なままだからな。 「り、ぼぉーんッ、あるくの、はやっ・・・い。」 家を出てから300mのところで綱吉はすでに疲れ切っていた。 リボーンとツナでは歩くペースが全然違う上、リボーンは颯爽と先に行ってしまうからだ。 あまりにも急ぎすぎて綱吉は足がもつれ転倒。 ドタッ。 「いひゃっ・・・っ。」 運良くけがはしていないようだ。 「だらしねぇーぞ、ツナ。大丈夫か?」 「だいひょーふ。」 痛みを我慢しながら出した言葉はろれつがうまく回っていなかった。 「ダメツナが・・・。」 そう言いながらも少しペースを遅くしてくれるのでやっぱりリボーンは綱吉に甘い。 「ねぇリボーン、おててつなご?」 いきなりの綱吉の言葉にリボーンは少しきょとんとしていたが、綱吉が勝手に手を 握ってきたためその思考は停止された。 「ふふっ」 満足げに笑う綱吉を見て、リボーンも少しだけ笑った。 商店街に着くと町ゆく人がリボーンに振り返る。 ここまで容姿端麗なら振り返らない方がおかしい。 まだ幼い綱吉はそんなこと気にもとめず、歩いていった。 でも、よく店の人に「リボーンちゃん今日もおつかいかい?えらいねぇ」など 話しかけられる姿を見て、リボーンは何度もここに来ていることを知った。 「リボーンは人気者だね、かっこいいもんね。」 言う人が言えば嫌みともとれるこの発言は綱吉が言うとなんの邪も含まなかった。 それどころか“かっこいい”という発言にリボーンは少し胸を踊らせた。 一通り頼まれたものを買い終えた二人は近くにある公園に行った。 「ちょっと休憩、な。」 慣れないおつかいに疲れていた綱吉をベンチに座らせ缶ジュースを差し出す。 「ありがとぉ」 受け取って綱吉は早速飲み始めた。 リボーンはその様子をほのぼのと観さ・・・見ていた。 それをジュースが欲しいと勘違いしたのか綱吉は缶をリボーンに渡す。 「一人じゃ飲みきれないよ?」 リボーンも飲んでよ、と笑顔で綱吉が言ったのでリボーンは綱吉の笑顔に 見とれながらも、飲んだ。 綱吉用に買ったそれはオレンジ100%で・・・ これ飲んだら、間接キスぢゃ・・・と、少しリボーンは考えたが幼い2人の間柄そんなことはしょっちゅうあったため気にもせずに口を付けた。 「甘ぇ・・・」 「えぇ?おいしいよぉー。」 不服そうにつぶやいたリボーンに綱吉は反論した。 「これじゃなくて・・・お前が、な。」 そうリボーンは小さくつぶやいたが、聞こえていても綱吉に意味がわかるはずもなく・・・。 「よし、それ飲んだら帰るぞ。」 その日は初めてのおついした日として綱吉には楽しい一日だった。 リボーンも楽しいと言っていたが、それはまた違う意味での話で・・・ その日2人は仲良く手をつないだまま寝たとか・・・。 ・・・end・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 初めてのおつかい風にしたかったけどリボーンが何でもできてしまうから むりだったあ・・・。 塚リボーンはもう、綱吉に甘甘なことバレバレですよねー; 書き方がどうしてもそっちの方向に行ってしまうのです(^ワ^;) まだまだ続き・・・続けます!!