これは並中期末テスト一週間前の出来事です。




―――――・・・テスト・・・――――――








「明日からテスト週間で部活は休みです。みんなちゃんと勉強しろよー。
 赤点一つでもとたら県大会ださないからなー」

『ハーイ』

顧問の先生がそういうとみんな帰り支度をはじめた。


そんな中焦っている人が一人。

やべぇ・・・まぢやばいのな俺。





「獄寺、俺に勉強教えてくれなのなぁー。」

朝からずっと背中にべったりくっついている山本を振り払いながらも獄寺は答える。


「だぁーぃやだって言ってるだろ。」

獄寺はしつこく言ってくる山本にうんざりしていた。

「そこを何とか、頼むのな。赤点はとっちゃイケナイのな」


そんな二人の会話を聞いてツナが横から話に混ざってきた。

「あれーそういえば来週テストだっけ、俺も勉強しなきゃ。」

――― ガタッ

「十代目!!じゅっ、十代目のためなら俺は人肌でもふた肌でも抜きますよ!!」

勢いよく立ち上がって獄寺が言った。

山本はそれを不満そうな顔で見ていた。


「じゃあさ、放課後みんなで勉強会しない?」


「喜んで!!!」
ツナの申し出に獄寺は即答だった。


「山本も来るよね?」

「おう。サンキューな」





―――放課後・・・

「えーと、ここがこうです!そんでこーなーって・・・」


「へぇー・・」


獄寺はツナにばかりおしえて、山本一人教科書とにらみ合っていた。


「・・・・・・・・・・・・。」


そんな山本に気づきツナが声をかけた。

「ご、獄寺君、山本にも教えておげてよ。」


「え・・・?まあ、十代目の頼みなら仕方ないッスけど・・・」


山本の顔は一気に輝いた。

「まぢで?サンキューv」


獄寺はいやそうだが教える気はありそうだった。

「どこわかンないンだよ?」


教科書をぱらぱらめくりながら山本が答える。

「ここらと、ここと、あ、あっちも・・・範囲全部かな?」


「はぁーちょっとは勉強しろよ、野球バカ。」


―――スクッ

ツナはそんな二人を見て安心したのか帰ることにした。

「獄寺クン、山本、俺ちょっと用事あるから今日はこれで・・・じゃ、ね?」

獄寺が寂しそうに引き留める。

「じゅ、十代目、もう帰っちゃうんですか??」


「うん。そういえば俺なにげに家庭教師ついてるしね。
 いつもテスト一週間前になるとみっちりおしえてもらうんだ。」

獄寺はいつものツナとリボーンのやりとりを思い出しながら言った。

「リボーンさんですか・・・なら、しょうがないッスね。頑張ってください^^」

「おう、ツナまたな。」


「バイ、バイ。」







ツナが帰ってから獄寺の態度が豹変した。


「はぁー十代目いないとやる気でないな。」


「そんなこと言わないで頼むよ。
 このテストで赤点とったら県大会出させて貰えないのな。」


「そんなこと俺には知ったこっちゃない。」


「わかった。獄寺がちゃんと教えてくれて、俺が赤点一つも取らなかったら
 俺ン家の寿司ただで好きなだけくってイイから。」


それを聞くと獄寺は目の色を変えた。

「まぢか??」


「おう、まじまじ^^」



「っしゃーやってやるぜ」



・・・3時間後・・・

「腹へらねぇ?なんかもってくるな」


「あぁ・・・」

山本が席を立つと獄寺は教え疲れたのかすやすやと寝てしまった。




「獄寺、持ってきたのな・・・あれ?」


そっか、寝ちまったのか


寝顔はこんなきれいなのに起きてるときは口が悪いんだよなー:



でもそんな獄寺が急に愛しくなった。


―――チュッ


「よーしッまたガンバっかv」








―――テスト後・・・―――




「テスト返すぞー」



「・・・山本」

自分の名前が呼ばれたので急いで先生の所まで行った。

「は、ハイ」

「山本、今回は頑張ったな。」


テストを見た瞬間山本はうれしさのあまり叫んでしまった。

「ぉぉぉおお!!っしゃー!!」


その声を聞いてみんなが集まってきた。

「山本何点だったの?」

戻ってきたテストを見せながら山本がうれしそうに言った。

「んー全教科なんと80点以上^^」


「さすが山本v」




「全部獄寺のおかげなのな」


山本がうれしそうに言った。









その言葉には勉強を教えてくれた以外にも意味が含まれていることはみんな知らない。







・・・end・・・







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いいっスね。ふたりっきりでお勉強♪
塚山本は教科書を読めばすべてわかる訳だが・・・ドンマーイ。